2008年12月14日
クラーケン

監督:ゲイリー・イエーツ
キャスト:ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク, アレクサンドラ・カスティロ, アーン・マクファーソン
“クラーケン”それは伝説が語り継ぐ海の支配者……。
暗黒の深海に潜み、巨大な触手で船をこっぱみじんにし、獲物を喰いつくす。その姿を見て生きて帰った者はいない……。
最大にして最強の海の未確認生物、クラーケンが大暴れするモンスター・パニック!
ここんとこ、ちょっとはまってるイカものです。
夜の海、ボートの上でカップルが乳くりあっていると、突然巨大生物に教われるという、お約束なはじまりかた。
巨大イカの全体像はなかなか出てこず、吸盤に包まれた巨大な足だけが不気味ににょろにょろしていて、期待を募ったのですが、終盤、もっとも盛り上がるところで登場したイカの顔があまり怖くなくて、ちょっと笑ってしまいました。
サメと比較すると、やっぱり眼がなんとなく可愛いんだよね。
これまた定番の、主人公カップルの吊り橋的恋愛も盛りこまれているのですが、どっちもどのあたりがいいのかよくわからず、感情移入できませんでした。
わたし、実はこの辺の描写を気にします。
恋愛映画だと思って観るときもあるぐらい。
もっとぐっとくるエピソードがあったらよかったな。
なぜか男ばかりが餌食になるのですが、ひとり、わたしの好きなタイプがいて(ラテン系)、食べられたときはちょっと悲しかった。
2008年12月12日
メガスネーク

監督:ディボー・タカクス
キャスト:マイケル・シャンクス、ベン・カーディナル、トッド・ジェンセン
小さい頃に父親を蛇に噛み殺されてしまった兄弟。
兄は保安官になったが、弟はニート。
しかも怪しげな男の店から蛇を盗み出してしまうのだが、それがアンテカという呪いのかかった邪悪な蛇だったからまあ大変。
さっそく町中のひとを食べはじめ、大パニックに。
ボウリングで両端のふたつのピンが残ることをスネーク・アイといいますが、これはメガスネーク。目がスネーク……ごめんってば。
馬鹿馬鹿しい殺人動物映画をつくらせれば右に出るものがいない(たぶん)タカクス監督作品。
相変わらず、内容なんてどうでもいいんだよ!とでもいいたげなつくりで、好感が持てます。
弟がなんでまた蛇をほしがったのか不明だし、そもそも、教会のようなところで人々が蛇に頬擦りしているど頭からちょっとひどい。
蛇信仰があるかどうかも疑問だし、そもそも(二回目)、崇めていたらスリスリなんてするかあ?
とはいえ、やっぱり終わったあとはにやにやしてしまっていたのでした。
主人公が家でテレビを観ているシーンがあるのですが、その画面がおなじ監督の「キラーモスキート」でした。
こういうの好き。
2008年12月11日
ビキニ・キラー 真夏のくいこみ殺人

監督: トーマス・ブラッドフォード
キャスト: マイケル・サリーズ, ジョセフ・ローレンス, ジェフ・コナウェイ
くいこみ水着で溢れかえる、フロリダのビーチが鮮血で染まる!
旅行でフロリダを訪れた6人の大学生たちに襲い掛かる、黒い影。
一人、また一人と血に染まっていく若い肉体。
犯人の目的は何か?
衝撃のラストまで、目を背ける事が出来ないジェット・コースター・ストーリー!
というまあちょっとサイコサスペンス入った作品なのですが。
「スクリーム」や「ラストサマー」のようないわゆるティーンズ・ホラー。
かなり流行遅れではありますが、パッケージがおもしろかったので、ついつい手に取ってしまいました。
「キールキルキル夏のお嬢さん ビキニがとっても似合うよ刺激的さ~ ブスブスしちゃう~」って書いてあった(笑)。
犯人があっという間にわかってしまったり、キレっぷりがいまいちだったりと、問題はやまほどありますが、一番考えるべきだったのは、モテモテのヒロインがちっともキュートじゃないところですね。
ネガティブだし、小さなことに嫉妬するし、性格も可愛くない。
「スクリーム」のシドニーも「ラストサマー」のジュリーも、一見か弱そうで可愛くて、でも怖い目に遭うたびにどんどんタフになっていくという魅力的なキャラクターだったからこそ、あれだけヒットしたはずです。
ケヴィン・ウィリアムソンとキールキルキルを比較してはいけないかもしれないけど。
とはいえ、主人公の友達ふたりはなかなかいい体をしていたので、それなりに楽しめたのでした。
くいこみはあんまりなかったよ。
2008年12月10日
サンシャイン2057

監督:ダニー・ボイル
キャスト:キリアン・マーフィ、真田広之、ミシェル・ヨー
太陽が衰え人類が滅亡の危機に瀕している近未来(2057年)を舞台に、核爆弾で太陽の活動を蘇らせるために、宇宙船イカロス号で太陽へ向かった8人の乗組員を描いたSF映画。
ずっと前に見たのに忘れてまた借りてきてしまった(笑)。
ダニー・ボイルはどんどんダークな方向にはしっていっているような気がして、ちょっぴり心配です。
これを撮るために、「28週後」をファン・カルロス・フレナディージョに任せたわけでしょ。
しかし、来年公開予定の「28か月後」のメガホンは取るらしい。
さて、「サンシャイン2057」ですが。
太陽光線に焼かれる場面の迫力はすごかったし、閉鎖された世界(宇宙船)のなかで起こる猜疑心や尊厳といった感情の流れもいい感じに息ぐるしい。
この閉塞感、孤独が宇宙船ものの魅力でもありますよね。
クリス・エヴァンスは「ファンタスティック・フォー」のアホな弟のイメージしかなかったけど、けっこうかっこよかったです。
あと、ミシェル・ヨーが美しい。
クルーにアジア系が多いという設定にはなにか意味があったのかな?
2008年12月09日
遺体安置室〜死霊のめざめ〜

監督: トビー・フーパー
出演: ダン・バード, デニーズ・クロスビー, アレクサンドラ・アディ
カリフォルニア田舎町の屋敷に引っ越してきたドイル一家はそこで葬儀屋を開業。
そしてある晩、肝試しにやって来た不良たちが何者かに襲われたのをきっかけに遺体が次々と蘇り、一家に襲い掛かる。
大好きなトビー・フーパーのゾンビ映画。
これまたナイスにしょぼくていいです。
ゾンビも墓地もなんだか張りぼてのようで可愛い。
フーパーの作品はどんどんチープになっていきますけど、それでいいような気もしますね。
愛らしいです。
ゾンビのねぐらみたいな地下室は、前作の「ツールボックス・マーダー」で出てきた地下室にちょっと似てました。
まさかセットのつかいまわしということはないでしょうが。
地下室萌えなのかな。
ゾンビがしゃれこうべに棒を刺してがらがらいわせて人間の子どもをあやそうとしているシーンで腹痛がするほど笑いました。
2008年12月08日
グリズリー・プラネット

監督:ポール・リンチ
キャスト:ショーン・パトリック・フラナリー、リーガン・パスターナク、ロマン・ポドーラ
地元の鳥谷(TSUTAYAのことですね)で「グリズリー・プラネット」レンタルしてきました。
ほんとは「メガスネーク」がよかったんだけど、あそこの店じゃいつ行っても全部貸し出し中になっているのよね。
ヘビかクマかだったら断然ヘビですけど、こっちはショーン・パトリック・フラナリーが主演なので、あっけなく軍配が傾きます。
内容は、近未来の地球が絶滅寸前で、資源を求め宇宙に出て、無事に最適な星を見つけるも、そこは突然変異で巨大化した暴れ熊がうじゃうじゃいる星だったというもの。
ポール・リンチの近未来宇宙ものというだけで、まあブランド価値はありますよね。
ションパの役どころは、宇宙へ旅立つチームの護衛係のリーダー。
上半身裸で自室のベッドから起き上がるという、いきなりおいしいシーンからはじまるわけですが、よく見ずとも、そろそろお腹まわりが危険な感じ。
熊なんかよりよほど怖いです。
空手でシェイプアップして!
映画の内容はまさにB級といった感じで、突っこみどころ満載でしたが、ションパがステキなのでゆるします。
気を失うシーンがあるのですが、仰向けで左手を投げ出した倒れかたがそうとう可愛い。
熊に襲われたわけではなく、倒れてきた木に頭をぶつけて昏倒したのですが(笑)。
ションパももっといい映画に出てほしいんですけどね。
わたしは好きだけど。
そういえば、先週あたり、テレビで「D-TOX」もやってました。
公開された当時、わたしは上京して友達がひとりもいない状態だったのですが、ションパ見たさにひとりで渋谷の映画館に行ったものでした(迷子になった)。
何分間の出演だったか知らないけど、鼻水垂らして泣く姿が可愛かったから、それなりに満足していたような。
ションパの鼻水のためだけに渋谷に繰り出した田舎者。
2008年12月07日
レストストップ デッドアヘッド

監督: ジョン・シャイバン
出演: ジェイミー・アレクサンダー, ジョーイ・メンディシーノ, ジョーイ・ローレンス, ニック・オレフィス
ボーイフレンドと車で旅に出たヒロインが、その道中に立ち寄った無人の休憩所でトラックに乗った殺人鬼に遭遇し、恐怖に晒されるさまを描いたパニック・スリラー。
恒例のジャケ借りです。
チープなスラッシャーホラーで、特筆すべき魅力はなんもないけど、暇つぶしにはいいかなって感じですね。
カップルがドライブ中に襲われ、主人公の女の子が闘うという、まあよくある話なのですが、ちょっとオカルトの要素も入っていて、オカルト嫌いなわたしとしては残念でした。
オカルトでもいいのだけど、相性がよくない気がするので、混ぜないでほしいのです。
回想シーンとかも無駄だったかな。
警官とのやりとりもやや疎ましかったし。
トイレを真俯瞰で撮ったり、斜めから車のライトを撮ったりと、カメラワークはよかったです。
あと、ヒロインの女の子が可愛かった。
いかれた殺人者につかまった彼氏がトラックのなかで半裸でいたぶられるシーンもよかったなあ。
こういったタイプの映画では、若くてグラマーな女の子が吊るされたり縛られたりするものですが、そういった種の映画の客のほとんどが男性だからでしょうね。
しかし、このご時世、女性ファンも増えてきたはずですから、こういうサービスもありだよなと思うのです。
そして、これ、なぜか続編も出るらしい(もう出てるのかな)。