2009年05月20日
地球最後の男たち

監督: デヴィッド・ブルックナー;ダン・ブッシュ;ジャコブ・ジェントリー
出演: AJ・ボーウェン, ジャスティン・ウェルボーン, アネッサ・ラムゼイ, シェリー・クリスチャン
3人の新鋭監督が脚本も手掛け、独創的なストーリー展開を実現したSFアクション。
大晦日、TVやラジオなどのメディアが何者かによってジャックされる。
不可解な状況の中、高層ビルからは黒煙が立ち上り、遠くからは断末魔の叫びが聞こえてきて……。
これは素晴らしい!
文句なしに名作といえるでしょう。
まさに掘り出し物です。ヒャッホー!
3人の監督が3人の人物の視点から描く狂気と妄想。
だれも信じることができない切迫した状況と、さりげない皮肉が混じっています。
残酷なシーンのなかにぽつりとコミカルな描写があったりする奇妙なバランス感覚が気持ちいい。
決して有名とはいえない役者たちの演技も非常にすぐれていて、途中でだらけることなく、ひたすら没頭できます。
最後の涙には思わずぐっときてしまった。
しばらく忘れられないだろうな。
ただ、しかし、この大袈裟なパッケージに邦題は……。
「地球最後の男」みたいにされていますが、まったく無関係です。
ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」なんかといっしょにされたら困る。
無視しときゃいいんだけど、やっぱりなんか嫌だなあ。
Posted by bm at 01:45
│ホラー