シャーク・イン・ベニス

bm

2009年09月04日 03:41




監督: ダニー・ラーナー
出演: スティーブ・ボールドウィン, ヴァネッサ・ジョハンソン, バシャー・ラハル, ジアコロ・ゴンネラ

世界遺産の街ベニスを舞台に人々に襲い掛かる人喰いザメの脅威を描いたパニックムービー。
海洋大学の講師フランクスは、父がサメに襲われて死んだのではないかと疑い、調査を始める。
やがて彼は、父が潜っていたとされる場所で財宝を発見し……

出ました、NU IMAGEのサメ映画です。
しかも主演はスティーヴン・ボールドウィン。

よしきた、どんなものでも広い心で受け止めるぜ、それこそベニスの水ように(狭くない?)!
ところがそこはさすがNU IMAGEです。
わたしの想像をはるかに越えるスケールの小ささで、心は一気に引き潮です(あれ、ベニスって川だっけ。沼じゃないよね)。

覚悟していたとはいえ、このガックリ感、「凶悪海域」以来じゃないの?
詐欺度数は「アフター・ザ・ストーム」に迫る勢い。

だってサメ映画じゃないじゃないの。
どちらかというと宝探し映画です。アドベンチャー?
よくわからないけど、なんだかいろいろ詰めこみすぎてはちゃめちゃになっちゃったから、とりあえずサメを真ん中にしてまとめてみましょうかという感じ。

そして唯一の見所である主演のスティーヴン・ボールドウィンの肥えかたにダブルショック。
「ユージュアル・サスペクツ」のときはめちゃくちゃかっこよかったんだけどな。
ヴェネツィオ・デル・トロだってあのときはガリガリだったけど、今の姿もそれなりにキャラクターになっているし、映画によって減量したりしているはず。
こういう体型の変化にはちょっと悩んでしまいます。

ボールドウィン兄弟は好きなのですが、スターだったアレックも今ではスティーヴン以上に情けない腹回りになっているし、ダニエル、ウィリアムに至っては、どこでなにをしているのかいまいちつかめません。

兄ちゃんたちのようにスティーヴンもまた肥り消えてしまうのか。
ちなみに今年破産宣告なすったもよう。
栄枯盛衰というやつでしょうか。

今思いついたのだけど、この映画、「ベ」を「ペ」に変えたら一気にファンタジックになりますね。
まさかの下ネタで終わります。

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