凶悪海域 シャーク・スウォーム
2008年/アメリカ
監督:ジェームズ・A・コントナー
キャスト:ダリル・ハンナ,ジョン・シュナイダー,アーマンド・アサンテ
「ジョーズ 3」の撮影監督を務めたジェームズ・A・コントナーが贈るパニックムービー。
悪徳企業が巨大リゾート施設を建設中、産業廃棄物が海に流出。
近辺に生息するサメはたちまち凶暴化し、ビーチを訪れた観光客に次々と襲い掛かる。
撮影監督がメガホンを手にするとろくなことにならないというのの典型。
ダリル・ハンナとジョン・シュナイダーが出てるんで見ましたが、途中で寝そうになってしまいました。
緊張感がなさすぎるんだもん。
たくさんひとが行方不明になっているっていうのにだれも騒がないし、砂浜に打ち上げられたサメの死体の口に手を入れようとして腕もがれるし。
だから、ちょっとは必死になって考えようよう。
サメは群れになってはいるけど、1匹1匹はそれほど巨大でもなく、死にかたもわりとふつうなので、テンションも上がらない。
話の合間合間に脈絡もなくいくつもそういう場面を挟んでいるので、サメの食事シーンのカタログのようになっています。
それを前後編にわけて164分も見せられるわけですから、こりゃけっこう凶悪ですよ。
そういえば、ダリル・ハンナは引退宣言してませんでしたっけ?
シー・シェパードの捕鯨反対船に同乗するというニュースを、この間見た気がします。
「日本と闘う」とおっしゃっていました。
すこし悲しい。
サメはたぶん関係ないよね。
この作品ではやさしくて芯のつよい母親という役柄でしたが、なんとなく、わたしのなかではあばずれっぽい役のイメージだったので(エル・ドライヴァーやハードキャッシュのせいかも)、白いワンピースを着て浜辺を歩く彼女の姿に違和感をおぼえてしまいました。
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