ザ・フィクサー
2008年/アメリカ
監督: レト・サリンベーン
キャスト: ティル・シュヴァイガー, マイケル・クラーク・ダンカン, ローレン・リー・スミス, エリック・ロバーツ
「キング・アーサー」のティル・シュヴァイガー主演による法廷サスペンス。
N.Y.の大手広告代理店で成功を収めたエディは、社長令嬢・ジュディとの結婚も控え順風満帆の人生を送っていた。
ところがある日、ジュディの弟のレイプ事件が発覚し……。
ティル・シュヴァイガー好きなので見ました。
もちろん、アカデミー賞を獲った「フィクサー」とはまったくべつのものです。
原題は「one way」だったかな。
凄絶なレイプシーンに、思わず目を背けたくなってしまいました。
ローレン・リー・スミスはなかなかの好演です。
マイケル・クラーク・ダンカンが出てくるシーンは必要だったのかな。
傷ついた被害者の精神の分裂(あるいは拠りどころ?)を表現したのかもしれません。
最後の法廷の場面で、ジュディが見せた勇気、痛みを知る女同士が顔をあわせたときの沈黙とそのあとの台詞がぐっときました。
善と悪の境目というのは曖昧なもので、一瞬の躊躇や咄嗟の判断でどちらにでも転ぶことがあるんだなと思いました。
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